一歩行動する
こんにちは、今日は第10回の授業についてお話ししたいと思います。
第10回のゲストスピーカーは平尾丈さん、現在は起業家、イノベーターとして活躍されている方です。
今回は、平尾さんのこれまでの起業のお話しと、その経験を踏まえたお話しと書いていこうと思います。
平尾さんは学生時代に2社起業し、その後新卒で一般企業に就職されています。
そして働いていた経験を生かし、「株式会社じげん」の代表取締役社長を現在は務めていらっしゃいます。
じげんとは社会に存在している様々な問題を事業で解決する事業家集団だそうです。
基本理念は生活機会の最大化であり、この理念は平尾さん自身の幼少期から感じていた機会の不平等を解決したいという考えからきているものです。
平尾さんは学生時代、IT社長になりたいという漠然として夢がありました。
そして、まずは様々な人とお話をし、自分自身がどのようになりたいのか明確にするため有名企業の会社員や政治家、企業家などを中心に1万人と会うようにしたそうです。
平尾さんは様々な人とお話しする中で起業家、経営者などの社会を成長させる人々に憧れるようになり、この機会を通して「IT社長になりたい」という夢が「社会の問題を事業で解決したい」という夢に進化しました。
様々な経験をされてきた方とお話しすることは自分自身の価値観を広げ、選択肢を広げられると感じました。
では次に実際の経験を通して平尾さんが感じた起業の魅力についてお話しします。
1つ目はchangeです。
世の中を主体的に変えることができることです。
自分が考えた世の中の課題を解決するには、どうすればいいかを常に考えるという点で、企業は近道だと感じたそうです。
2つ目はchallengeです。
仲間とともにダイナミックな挑戦ができることです。
平尾さんは先ほどお話しした通り、学生時代に起業をされており、これは他の起業家と比べ、デビューが早いです。
試行錯誤しながら1つの目標に向けて一緒に切磋琢磨する仲間が平尾さんは企業によってできたと感じたとお話しされていました。
3つ目はchanceです。
人生の選択肢が増え、可能性が広がるということです。
起業を通して平尾さんがやってきたことが平尾さんの実績に繋がり、自分自身の信頼につながります。
そしてその信頼によって平尾さんはチャンス、つまり選択肢が広がったそうです。
では実際に起業家にはどのようなマインドが必要なのでしょう。
1つ目はリーダーシップです。
起業家というのはその組織をどういう風にして行きたいか、どこに目標を定めればいいかなど、組織全体としての目が必要だと考えます。
2つ目は当事者意識という心です。
どのようなニュースでも、社会問題でも、自分ごとで考えられる人というのは起業家には必要な心であると平尾さんはおっしゃられていました。
自分なら何ができるか、どのような能力を伸ばすことができるかなど他人事にはしない心というのは起業家には必須です。
3つ目は圧倒的なエネルギー量です。
これは今までの他の授業のゲストスピーカーの方のお話を聞いていて毎度感じます。
自分が考えていることを行動に移す、簡単なようでとてもエネルギーが必要なことです。
4つ目はパターン認識力です。
ある業界で起こったことを他の業界に重ねて考えてみること、様々な事例をパターンとして他のことに日もづけることができる人は起業家に必要なことです。
5つ目はメタ認知能力です。
自分自身の状況を認識して、ゴールへの辿り着く方法を考えると力のことです。
どのように行くべきか、何が必要かなどを考えることができる人は起業家に必要な能力であると平尾さんは感じたそうです。
これらを持っている人が平尾さんは生き残るのではないかと感じたそうです。
では平尾さんが起業までに行ったことをお話しします。
やったことは主に3つです。
1つ目はwill。
何をしたいのを考えます。つまり、目標設定です。
平尾さんの場合は先ほどお話しした通り世の中を変えたいということです。
2つ目はskillです。
実践能力、総合力を磨きます。
こうすることで自らビジネスを立ち上げ経営資源を拡大再生産していける力を養います。
3つ目はactionです。
インプット、アウトプットをします。
何かを習得するとき、インプットばかり、アウトプットばかりをやる人が多い傾向にあります。
しかし、平尾さんはどちらも並行して行うことを心がけたそうです。
学生時代の移動時間にインプット、それ以外の時間は社会人や学外の方へ向けたアウトプットの時間に当てたそうです。
しかし、起業してからの問題も多くあったと平尾さんはおっしゃられていました。
主に資金集め、仲間集めです。
しかしこれらの問題を乗り越え、平尾さんは現在活躍されています。
それはまずは一歩行動するということが他の人より早かったからだそうです。
先ほどお伝えした通り、平尾さんは学生時代に2社も起業をされました。
まずは一歩動いてみる、そうすることでどのようなことも成功につながるのではないでしょうか。