耕すこと
こんにちは。今日は第8回の授業についてお話ししたいと思います。
今回のゲストスピーカーは松尾卓哉さんです。
松尾さんはSFC卒業後、大手広告代理店である電通に就職し、その後「17(ジュウナナ)」という会社を設立され、クリエイティブデザイナーとして働いていらっしゃいます。
学生時代の経験
では松尾さんがSFCの学生だった頃についてお話ししたと思います。
松尾さんは学生時代、生活費を捻出するため様々なアルバイトをしていたそうです。
お話を聞く中で、ほかの学生と比較してもとても多くのアルバイトを体験されており驚きました。
ではなぜ1つのバイトを続けるのではなく、様々なアルバイトを経験するのに至ったのでしょう。
それは中学生の頃から電通で働きたいと思っていたからです。
松尾さんは中学の先生にある日電通という広告を作る会社があることを教えてもらい、広告というものに魅了されてからというものの、電通絵働きたいと思っていたそうです。
そして大学受験をし、進学する大学を選択する際に電通に入るにはどの大学を選ぶべきか、直接電通に問い合わせたそうです。
私はこの行動力にとても驚きました。電通の方々も同様、松尾さんに魅力を感じ、直接社員の方とお話しする機会を設けたそうです。
そして様々な社員の方とお話をする中で、選択肢が広がると考えられる慶應に入学することになりました。
また、働いてからはできないことを学生の頃にしておくべきというアドバイスから多くのアルバイトを経験するようになりました。
松尾さんはアルバイトを半年で変えるというルールを独自に設けました。ではそのアルバイトを一部紹介します。
- 外構工事
- 古新聞の回収
- バーテンダー
- 自動車の溶接
- 家具の配送
- 牛丼屋
- 外車のシートの張り替え
授業の中で1つ1つのアルバイトのエピソードを教えていただきましたが少し個人的な内容でインターネットで公開してよいかわからないので省力させていただきます。
働く上で大切なこと
では、これらのアルバイト、また社会人になってからの仕事を通して一番大切だと松尾さんが感じたことをお伝えします。
それは自分を信じることです。
松尾さんは今までの仕事を通し、様々な人と出会い、様々な経験をしました。
エピソードの中には、人は見かけによらないこと、反対に心温まるエピソードもありました。
松尾さんは自分を信じることは自信を持つことに繋がり、それは仕事をする上で説得力、人を魅了する、惹きつける能力につながると考えたそうです。
確かに、松尾さんの話はとても魅力的で引き込まれる感覚がありました。
また、そのように意識していても孤独を感じることはあります。
これはどのような場所でも感じるものだと考えますし、みなさんも人それぞれですが孤独を感じた経験があると思います。
そのような時、まずは皆さんにはたくさんの祖先がいることを忘れないでください。
え?って思った方も多いと思いますが、松尾さんのお話を聞いて納得しました。
みなさんはお母さん、お父さんから生まれました。
私はまだ子供がいないのでわかりませんが、親というものは子供には自分より幸せになって欲しいと願うものだそうです。
なので、みなさんにはお母さんとお父さんという味方がいます。
お父さん、お母さんにも同様にお父さん、お母さんがいます。
これを繰り返すと、みなさんにはたくさんの親戚=味方がいることになります。
孤独を感じた時、みなさんにはたくさんの味方が居ること忘れないでください。
大切なこと
また、みなさんは中学生、高校生ですが将来を考えた時、何か成功しなければならない、、と焦りを感じて居る方も多いと思います。
ですが、まずは焦らずに自分を耕しましょう。
耕すとは松尾さんのように様々な経験を積むことです。
いつタネが埋められ、芽が出てもいいように、つまり何か運が巡っていた時に行動を起こせるよう、今できることをやることが一番大切なのではないかと感じました。